アンテナ工事って何するの?基礎知識から業者の選び方まで徹底解説!
「アンテナ工事って具体的に何をするの?」
「業者に頼んだらいくらかかるの?」
こんな悩みを抱えていませんか?
アンテナを付けたいのに、何からはじめればいいのかわからない。
費用、工事内容、アンテナの種類など難しい内容が多いですよね…。
そんな悩みも今日まで!
この記事ではアンテナの工事内容、費用の相場、業者の選び方を順番に解説していきます!
アンテナ工事は専門的な内容が多いため面倒に感じることも多いと思います。
しかし工事内容や相場などの基礎知識をしっかり理解することで、工事の後に「思っていたのと違う…。」「見たいテレビ番組が映らない…。」なんて後悔をしなくて済みます!
とくにアンテナの種類はしっかりと理解しましょう。
アンテナは本体の種類によって費用と視聴可能な放送が大きく変化します。
この記事で自分に合ったアンテナはどの種類なのかを見つけましょう。
満足いくアンテナ工事と快適なテレビライフのために、ぜひ参考にしてください!
それでは見ていきましょう!
アンテナの種類って何があるの?
アンテナは種類によって工事費用と視聴可能な放送が変わります。 そのため、それぞれの特徴を理解することがとても大切です!
自分が見たい放送に必要なアンテナを見つけましょう!
対応しているアンテナの種類 | |
---|---|
地上波放送が見たい! | 八木式アンテナ or デザインアンテナ or 室内アンテナ |
BS/CSが見たい! | BS/CSアンテナ |
地上波もBS/CSも両方見たい! | 八木式アンテナ or デザインアンテナ + BS/CSアンテナ |
4K/8K放送が見たい! | 4K8Kアンテナ |
「地上波の番組さえ見れればいい!」
「スポーツの試合を最後まで見たい!」
「話題の4k放送が見たい!」
アンテナ工事をしたいと一括りに言ってもさまざまな意見があります。
アンテナの種類は?費用は?衛星放送?地上波?
あなたはどんなテレビを見たいですか?
地上波放送が見たい!
地上波放送はもっとも基本的なテレビ放送です。
地上にある施設から電波を送っているので地上波と呼ばれます。
「地上波番組だけ見れればいい!」
「BSや4Kは見ない!その分の費用を抑えたい!」
そんなあなたには八木式アンテナかデザインアンテナ、または室内アンテナが必要です!
八木式アンテナ
特徴:
魚の骨のような形をしたアンテナ
メリット:
電波を受信する力が強い
安定した映像を楽しめる 電波が弱い地域でも活躍する
デメリット:
屋根の上に設置することが多いため劣化や台風被害などで壊れやすい
台風や大雪など悪天候の被害を受けやすい地域には不向き
デザインアンテナ
特徴:
薄い箱のような形をしたアンテナ
メリット:
目立たないデザインをしているため新築工事などにオススメ
家の壁や屋根裏など天候の影響を受けにくい箇所に設置できる
デメリット:
八木式アンテナに比べて電波を受信する力が弱い
家の場所やアンテナの設置位置などによって映像が乱れる
室内アンテナ
特徴:
室内に設置するアンテナ
幅と高さは20cm〜30cm程
メリット:
室内に設置してテレビに直接接続するため工事が必要ない
屋外に設置するアンテナよりも安い
デメリット:
八木式アンテナ、デザインアンテナより電波を受信する力が弱い
電波の弱い地域では映像や音声が乱れてしまう
電波を受信する強さは八木式アンテナ、デザインアンテナ、室内アンテナの順番です。
自宅の電波の強さにあったアンテナを選びましょう!
BS/CSが見たい!
よく耳にするBS/CSとは衛星放送のことです。
放送衛星(Broadcasting Satellite)や通信衛星(Communicatioins Satellite)から電波を受信しています。
「今地上波しか見られないから衛星放送も見たい!」
「BSで見たい番組がある!」
そんなあなたにはBS/CSアンテナが必要です!
BS/CSアンテナ
特徴:
お皿のような形をしたアンテナ
遠く離れた場所にいる衛星から送られる微弱な電波を集約する
BS/CSアンテナは電波を受信できる方向が決まっている
メリット:
衛星放送にしかない番組を楽しめる
大容量の情報伝達力と言った特徴がある
スポーツ・音楽など専門的なチャンネルがある
デメリット:
角度、方向がずれてしまうと番組は映らない
設置する際に角度の細かい調整が必要
「スカパーを見たい!」という方はスカパー対応のアンテナが必要です。
スカパー!アンテナ診断で対応している製品かどうかを確認しましょう!
地上波もBS/CSも両方見たい!
「地上波もBS/CSも両方見たい!」
という方は八木式アンテナ or デザインアンテナ + BS/CSアンテナがセットで必要です!
八木式アンテナ or デザインアンテナ + BS/CSアンテナ
特徴:
複数のアンテナを組み合わせたもの
地上波放送と衛星放送の両方を見たい人にオススメ
メリット:
業者工事の場合、セットで取り付けを行うと別々に工事するより安くなるプランもある
デメリット:
BS/CSアンテナは設置する際に細かい角度の調整が必要
八木式アンテナは悪天候の影響で破損しやすい
デザインアンテナは八木式アンテナより電波を受け取る力が弱い
「今は地上波しか見ないけど後々BSも見たくなるかも…。」
こんな思いがある方は一度検討されてみてはどうでしょうか!
4K/8K放送が見たい!
「4K放送で迫力ある映像を楽しみたい!」
「最新の映像技術を体験したい!」
そんな方には4K/8Kアンテナが必要です!
特徴:
BS/CSと同じお皿のような形をしているアンテナ
メリット:
従来の2K放送よりも画素数が多いため、映像が綺麗
動きが滑らか、色彩が豊か
デメリット:
従来のBS/CSアンテナでは4K/8K放送を見られない
テレビ、ケーブルも4K/8K放送に対応するものでなければならない
最新の映像を楽しめる4K/8K放送ですが、周辺機器も4K/8K放送に対応したものを揃える必要があります。
「自分の家のアンテナ周辺機器は4K/8K放送を見られるのか…?」
気になる方は一度専門の業者に相談してみましょう!
その他のテレビ視聴方法
ここまで主なテレビの視聴方法を紹介してきました。
他にもテレビ番組を視聴する方法があります。
- 光回線
- ケーブルテレビ
順番に紹介していきます!
光回線
特徴:
自宅に引いた光回線を通してテレビを見る
メリット:
アンテナを使わないためアンテナ工事は必要ない
映像が天候に左右されない
インターネット回線と同じ会社で契約する場合は安くなる
デメリット:
毎月支払いが発生してしまう
ケーブルテレビ
特徴:
アンテナではなくケーブルでテレビが配信される
メリット:
アンテナを立てないでテレビを視聴できる
電波の弱い地域でもテレビを視聴できる
インターネットとセットで契約できる
デメリット:
一般的にケーブルテレビは光回線に比べてインターネット回線が遅い
毎月支払いが発生してしまう
アンテナを立てずにテレビを見る方法もあるんですね!
アンテナを設置した場合月々の料金は必要ありませんが、光回線やケーブルを使用する場合は料金が発生します。
自宅のテレビの電波、見たい番組、月々の料金などを比較して検討しましょう!
アンテナ工事っていくらかかる?
アンテナの種類 | 工事費用 |
---|---|
八木式アンテナ | 15000円〜 |
デザインアンテナ | 20000円〜 |
室内アンテナ | 1500円〜(本体価格のみ) |
BS/CSアンテナ | 15000円〜 |
八木式アンテナ+BS/CSアンテナ | 30000円〜 |
デザインアンテナ+BS/CSアンテナ | 35000円〜 |
4K/8Kアンテナ | 33000円〜 |
*上記はアンテナ工事業者10社の公式サイトを参考に作成しています
*上記の価格に作業費、人件費、周辺機器代がかかります
アンテナ工事にかかる費用をまとめてみました!
基本的に八木式アンテナ、BS/CSアンテナは安く設置できます。
一方、デザインアンテナや4K/8Kアンテナなどは比較的割高です。
本体価格が高いものや調整が難しいものは費用が高くなってしまいます。
また上記の金額はあくまで参考価格です。
工事費用は工事内容によって変化します。 電波や家の状況により以下のような追加費用が必要となる場合があるからです。
- 住んでいる地域の電波が弱い、複数台テレビがあるとき
- 屋根の上など高いところにアンテナを設置する必要があるとき
このような細かい工事内容は測定機械や専門家のチェックが必要であるため、現地調査で決定されます。
現地調査無しで工事を行ってしまうと工事の途中で必要な周辺機器や作業費が出てきてしまい、いつの間にか知らない費用が増えているかもしれません…。
詳しい費用は現地調査の際に工事内容といっしょに確認しましょう!
問い合わせ→現地調査→見積もり→契約→工事
アンテナの修理工事は保険がおりる?
結論からいうと悪天候による破損の場合は火災保険がおります。
- 火災保険は台風、落雷などの自然災害全般が保証の対象となる
- アンテナは建物の一部としてカウントされる
この2点の理由によりアンテナ工事は火災保険の対象範囲内です!
しかし保険のプランや審査によって通らない場合もあります。
自然災害によってアンテナ壊れてしまった場合は保険会社に連絡してみましょう。
あなたのアンテナ工事の負担額が減るかもしれません!
自力で工事する?業者に頼む?
自力工事についてはこの章で紹介していきますので参考にしてみてください!
自力工事をオススメできない理由は以下の3点です。
- 高所作業は危険が多い場所
- 角度の調節が難しい
- 費用を節約できない可能性がある
順番に解説していきます!
高所作業は危険が多い
最も大きな理由はやはり危険だという点です。
2階建ての戸建ての場合、屋根は大体7mくらいの高さがあります。
また屋根の上は傾斜があり滑りやすいです。
作業中に落下なんてことになれば大怪我の危険性があります。
実際に屋根で作業中に滑り落ち命を落としてしまう事例も数多くあります。
参考リンク:厚生労働省 屋根の塗装作業中墜落して死亡
この事故も一例に過ぎません。
工事は専門業者への依頼が最も安全ですね…。
場所、角度の調節が難しい
2つ目の理由はアンテナの設置場所、角度の調整が難しいという点です。
アンテナの種類の章でも解説した通り、角度、方向を正しく設置しなければアンテナは電波を受信できません。
屋根の上でアンテナの角度を1度ずつ調節なんてこともあります…。
壁に取り付けをする場合は壁に穴を開ける必要があるかもしれません。
イレギュラーな工事を高所で行うのは非常に難しいのです。
費用を節約できない可能性がある
そもそも費用を節約するために自分で工事をしているはずが予想外にお金がかかってしまう、なんてこともあります。
自力工事に必要な道具は
- アンテナ本体(15000円〜)
- 周辺機器(500円〜)
- 配線(1000円〜)
- 安全帯(500円〜)
- 工具(1000円〜)
- レベルチェッカー(5000円〜)
- 3連はしご(30000円〜)
- 作業着、ヘルメット(5000円〜)
などなど。
意外とたくさんあるんですね。
上記の値段は大体の数字ですが、これらを揃えるだけでも5万〜6万円になります。
とくにアンテナ工事は人生でそう何回も行うことではありません。
安全帯や専門の工具などを購入したのに、もう二度と使う機会がないなんてことも…。
そう考えると、高所での慣れない危険な作業を行うリスクに見合っているのか?と感じるのではないでしょうか。
いかがですか?
- 高所作業は危険が多い
- 場所、角度の調節が難しい
- 費用を節約できない可能性がある
これらの3点の理由から自力工事をオススメすることはできません。
どうしてもという場合は安全第一で行い、危険だと感じた場合すぐに中止するようお願いいたします!
業者依頼の長所と短所
この章ではここまで自力工事の危険性について解説をしてきました。
では業者に依頼をすれば絶対安心なのでしょうか?
実はそうではありません。
でもやっぱり業者依頼にもメリット・デメリットはあるんです!
- 自力工事の必要がないので安全
- 専門家だから確実
- 難しいケースでも臨機応変に対応できる
- 工事費用がかかる
- 悪徳業者がいる、当たり外れがある
- ハウスメーカー、家電量販店など種類が多く選びにくい
業者に工事を頼むメリットはなんといっても安心安全の工事をしてくれるところです!
慣れない作業は専門家に依頼するのが最も確実ですね。
業者に工事を頼むデメリットは費用が高くなる点と業者選びが難しい点です。
費用に関しては自力工事の場合も安く済むとは限りません。
メリット・デメリットをしっかり比べた上で、自分に合ったアンテナ工事を選びましょう!
まとめ
いかがでしたか?
この記事ではアンテナの工事内容、費用、業者の選び方について解説しました!
まとめると以下の3点です!
- アンテナの種類によって工事内容と視聴できる放送が変わる
- 工事費用は現地調査で決まる
- 自力工事は危険なうえにメリットが少ないのでオススメできない
アンテナ工事は多くの人が難しく感じると思います。
あなたの不安な気持ちは解消されましたか?
この記事がアンテナ工事に対する不安を少しでも解消できれば嬉しいです!
あなたの生活が快適なものになることを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!ナツコでした!